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城島熱血指導!中学生にジョー理論注入

 常に真剣勝負の城島は対中学生選抜に登板したがサヨナラ負けを喫し、崩れ落ちた=佐世保野球場
 常に真剣勝負の城島は対中学生選抜に登板したがサヨナラ負けを喫し、崩れ落ちた=佐世保野球場

 故郷の長崎県佐世保市で自主トレを行っている阪神の城島健司捕手(33)が16日、地元の中学生を対象に野球教室を開催した。身ぶり手ぶりの打撃指導で“ジョー理論”を伝授すると、その後に行われた試合に3番・ピッチャーで出場し、八回に幸運な“移籍後初タイムリー”を放つなど大ハッスル。子供たちとの触れあいで英気を養った。

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 城島の目が移籍後で一番と言っていいほど輝いていた。「子供たちとの触れあいを大切にしたい」と公言していた城島らしい、手作りの野球教室。身ぶり手ぶりを交えながら、日米で培った“ジョー理論”を分かりやすく子供たちに伝えた。

 打撃指導のスペースに身を置いた城島は、前もって「人間はすぐに忘れてしまうから、帰ったらすぐメモを取るように」と諭した。ティー打撃が始まると、重量挙げを例えに出しながら腕だけでバーベルを挙げるよりも、下半身を使いスクワット形式にした方がより重いものを挙げられると解説。下半身を使う意味を独特の理論で野球少年にも分かるように教えた。

 その後に行われた中学生との試合では、自ら3番・ピッチャーとしてマウンドへ上がった。打席に入る際に「3度の飯より釣りが好き。城島」とアナウンスされると球場内は大爆笑に包まれた。

 同点のため特別ルールが導入された八回1死満塁から、平凡な左飛をレフトが目測を誤り、幸運な“移籍後初”2点タイムリーに。しかしその裏に失策がらみで4点を奪われサヨナラ負けを喫すると、マウンドでヒザをつき悔しさを前面に出した。それでも城島の表情からは終始、笑みが絶えなかった。

 中学時代の恩師で佐世保軟式野球連盟の井元副会長は「懇切丁寧に教えてもらって、地元のレベルも上がっている。今後も続けて欲しい」と継続を要望。過去には、センバツで優勝投手となりドラフトで広島に1位入団した今村も参加していた。自身も相浦中3年のときに野球教室で王会長からアドバイスを受けてプロ入りを目標に定めたように、地元での野球教室を通じて、1人でも多くのプロ選手をという思いを強く持っている。

 この日、城島が報道陣に対してコメントを発することはなかったが、子供たちとの触れあいを存分に楽しみ、充実の表情で球場を後にした。これからも子供たちのヒーロー、地元のヒーローであるために、新天地でその力を存分に発揮してくれるはずだ。

(2010年1月16日)
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