オリックスが巨人・木佐貫洋投手(29)をトレードで獲得することが3日、明らかになった。交換要員は高木康成投手(27)で早ければ4日にも両球団から発表される見込み。早大と東海大で、ともに学生時代から親交が厚いオリックス・岡田彰布監督(52)と巨人・原辰徳監督(51)の間で『友情トレード』が実現する。
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来季からオリックスの指揮を執る岡田監督と、年は1つ下ながら大の親友である巨人・原監督の間で「友情トレード」が成立した。先発投手陣のさらなる強化を狙っていたオリックスが獲得するのは、03年に新人王を獲得した右の本格派・木佐貫だ。岡田オリックスにとっては今オフのトレード補強第1弾となる。
交換相手には先発も中継ぎもこなせる左腕の高木に決まった。左は一枚でも多く欲しい巨人と、右腕の本格派を探していたオリックスとの補強ポイントが一致した。基本線は1対1のまま、まとまる公算が大。両球団の交渉は最終段階に入っており、早ければ4日にも両球団から発表される。
来季のVを誓う岡田オリックスにとって、木佐貫は先発陣に厚みを持たせる貴重な存在だ。07年に12勝をマークするなどプロ通算35勝を挙げ、実績、経験とも申し分ない。今季の1軍登板は1試合のみだが、2軍で最多勝(9勝)、最多奪三振(94個)のタイトルを獲得。リーグ3連覇を成し遂げた巨人では出番に恵まれなかったが、環境を変えれば十分に結果が残せる力があると、オリックス側は判断した。
木佐貫が加入すれば金子、岸田、近藤、山本、小松、平野ら頭数がそろう先発スタッフがさらに充実する。
巨人へ移籍する高木は主にリリーフとして、プロ通算150試合登板を果たしている技巧派左腕。今季の1軍登板は6試合にとどまったが、先発もこなせる力がある。育成選手から1億円プレーヤーに成長した山口を中心に金刃、藤田らが控える左腕リリーフ陣に、一段と厚みが加わりそうだ。
岡田-原。学生時代からライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)し、親交を温めてきた両者だからこそ、実現したトレード。岡田監督が昨年10月に阪神監督辞任を決めた際、原監督から「辞めないで下さい」というメールが届いたのは有名な話だ。両者は今年10月29日のドラフト会議の会場で顔を合わせた際にトレード実現を約束していた。それから約1カ月。2人の熱い絆(きずな)から始まったトレード交渉が両チームにとって非常に有益な形で成立した。






