楽天は25日、仙台市内のホテルで1、2軍のコーチ陣と面談。橋上秀樹ヘッドコーチ(43)ら8人に、来季契約を結ばない方針を伝えた。2位躍進のチームとしては、異例の大量リストラ。また、礒部公一外野手(35)が今季限りで現役を引退し、来季監督就任が決定的なマーティー・ブラウン前広島監督(46)体制下での入閣も明らかになった。
◇ ◇
激戦を終え、札幌から帰仙した楽天ナイン。だがクライマックスシリーズ(CS)進出の歓喜もつかの間、非情通告が首脳陣を待っていた。午後3時から、仙台市内のホテルで1軍全コーチと2軍の2コーチが30分ごとに米田球団代表らとの面談に臨んだ。
「新体制でやるということなので、話の内容はある程度分かっていた。早く言ってほしかった。これから就職活動は厳しい。フロントに残れる人がいると良いが…」。最初に会談した橋上ヘッドコーチは、他のコーチの身の上を案じた。
この日、来季契約を結ばないと通告されたのは橋上ヘッド、池山打撃コーチ、松井2軍監督ら計8人。1軍での残留は佐藤投手コーチと、山田バッテリーコーチのみ。野村バッテリーコーチは配置転換での残留要請を保留した。
初のCS進出を果たしながら、1軍では野村監督を含めスタッフ10人中7人がリストラされる異例の事態だ。残留する佐藤投手コーチですら「決まっているなら、CS前でも言ってほしい。勝って(解雇に)なるとは誰も思わない。別の気遣いを見せてほしい」と仲間を気遣った。
会談後、米田球団代表は「変えるときは変えないと。どのタイミングがいいかを考えての面談。理解してほしいと話した」と説明。後任候補に広島の植田幸弘バッテリーコーチ、水本勝己ブルペンコーチらの名前が挙がっているが、スッキリとしない形で“次のステージ”へ進む来季のブラウン楽天。その真価が問われそうだ。






