四回、赤松を二ゴロに打ち取りガッツポーズをみせる川井
「中日4-0広島」(12日、ナゴヤドーム)
こん身のガッツポーズを見せた。中日の“サンデー川井”が球団新記録となる開幕9連勝の金字塔に花を添える、プロ初完封勝利だ。
七回無死満塁、最大のピンチ。だが、マウンドに集まった内野陣をよそに、川井は冷静だった。「1球、1球に集中すればいい」。倉を投ゴロ併殺、代打・嶋を空振り三振に仕留め、歓喜のフィナーレは確定した。
「最高です。まさか自分が完封できるとは思ってもいなかったんで。ラッキーだとは思いますが、うれしいです」。広島3タテをド派手に飾り、チームの貯金を今季最多の「10」とした。
プロ初勝利を挙げた昨年4月以降、全く勝てない日々が続いた。そんな時、思い出す言葉があった。『最後までやり通せ。途中であきらめるな』。04年2月に他界した父・生男さんが生前、息子に飛ばしたゲキだ。
「いろんな人に支えられてる。僕はこういう形でしか返せないんで」。緩んだ涙腺。今にも、目尻からこぼれ落ちそうだった。父さん、やったよ-。今なら胸を張って、墓前に手を合わせられる。






